■「スーパー銭湯」は、今や一大レジャー・ビジネス
「スーパー銭湯」とは、露天風呂やサウナなど健康ランドのように充実した温浴設備を、「銭湯」より少し高い程度の入浴料(400円〜700円ほど)で利用できる大型銭湯のこと。「銭湯」は、物価統制令という法律の規制を受け、入浴料は自治体によって決められています。
その代わり、水道料金の減免など各種の保護措置も受けられます。一方、「スーパー銭湯」は通常「その他の公衆浴場」と位置づけられ、物価統制令の
対象外。入浴料も自由に決められます。銭湯は物価統制令により既存施設の近くでは開業できませんが、この点も自由です。
ナゴヤは「スーパー銭湯」発祥の地とよく言われますが、実は初出店の店舗は大阪だそうです。1995年頃から愛知県でブームが起こったのをきっかけに出店の輪が日本全国へと広がっていきました。2000年代に入ると年配の方々や家族連れはもちろん、20代、30代の独身世代の人たちも友達同士で楽しむ、ひとつのレジャー施設としての地位を確立し始めました。ナゴヤ地区では、料金も銭湯より何十円高いだけで、郊外のスーパー銭湯は休日ともなると大繁盛しています。
■ナゴヤエリアの「スーパー銭湯 ・ ビジネス」出店状況
ナゴヤエリアでは年に何軒もの「スーパー銭湯」が新規オープンしています。「天然温泉コロナの湯」「スオミの湯」など、チェーン・ビジネス展開をしているところもいくつか見受けられ、2006年9月時点で60軒以上の「スーパー銭湯」が出店されています。そんな「スーパー銭湯」の中でも特に多いのが、名古屋市郊外の大通りに面した立地。名古屋市内なら西端の中川区(国道1号線、国道23号線沿い)、北端の守山区、南端の緑区に多く、名古屋市外で言えば、尾張旭、瀬戸、日進、長久手、春日井、尾西、西春日井郡、海部郡など名古屋市と隣接するエリアに出店が多く見られます。また、犬山、小牧、一宮、江南、稲沢などの尾張エリアや、大府、刈谷、半田などの知多エリア、豊田、豊明、岡崎、西尾、豊橋などの三河エリアでも、国道沿いに出店されているスーパー銭湯が多いようです。車で出かけることが多い、クルマ社会・ナゴヤならではの、大型駐車場を完備した「スーパー銭湯 ・ ビジネス」が多いのも特徴です。
さらに、2000年以降に出店された「スーパー銭湯」では、マッサージなどのリラクゼーション設備のほか、天然温泉をひいていたり、岩盤浴設備を設けていたりと、時代のニーズに合ったビジネス戦略をしているスーパー銭湯も多いようです。