■大手2つのメガネ専門店チェーンと
国内「認定眼鏡士」制度の誕生
もともと、メガネ ショップと言えば、時計・宝石・宝飾品の1ジャンルとして販売している店舗が多くありました。そんな中で、1920年に創業した「キクチ メガネ」(※1)、1946年創業の「メガネの和光」(※2)は、大手メガネ専門店として長く名古屋エリアのユーザーたちに親しまれてきました。「キクチ メガネ」は、名古屋市内34店舗をはじめ、愛知県内に約94店舗、全国約150店舗を抱える巨大メガネ チェーンに成長(2006年9月現在)。一方「メガネの和光」は創業以来「技術」と「信頼」のメガネ専門店として独自の地位を築き、愛知県内23店舗をはじめ全国に36店舗を展開。また、「キクチ メガネ」では、視力を科学的に研究して人々がより快適な生活を送れることを期待し、視力保護のスペシャリスト「オプトメトリスト」を養成する日本唯一の「キクチ眼鏡専門学校」も運営しています。
現在、日本国内には「社団法人 日本眼鏡技術者協会(JOA)」(※3)という組織があり、2001年4月に「認定眼鏡士制度」をスタートさせました。この「認定眼鏡士」は視生活を守る大切な道具である眼鏡選びにおいて、適切な視力測定、使用目的やライフスタイルにあったレンズ選定、フレーム選び、フイッティング調整、レンズレイアウトに至るまで専門的な知識と技術を有することを、一般のユーザーの方々にわかりやすくした資格で、名古屋エリアの様々なメガネショップでスタッフに取り入れられています。
■名古屋で「アイウェア」としての地位を
確立させたメガネのコンセプトショップ ・ ビジネス
それまで、機能面ばかりが注目され、視力調整や視力保護のアイテムでしかなかったメガネを、ファッションアイテムのひとつである「アイウェア」としてとらえたのがメガネのコンセプトショップ ・ ビジネス。名古屋でその草分け的存在と言えば、「オプティカルテーラー クレイドル」(※4)です。同店は、1995年に「仕立てるメガネ屋」として開業。メガネを、視力をサポートするだけでなく、その人のパーソナリティをも反映するファッションアイテムとして欠かせない存在と位置づけるビジネス戦略を行っています。そこで、求められたのが正確な視力調整とフィッティングのほか、フレーム、レンズの形状やカラーを含むデザイン性です。同店では、そのコンセプトに沿って、オリジナルブランドやセレクトブランドのアイテムで商品展開。愛知県内3店舗のほか、東京・南青山にも店舗を構えています。また、同様にメガネのコンセプトショップとして誕生した「ヴァージェンス」(※5)は、JOA認定オプトメトリストの資格をもつスタッフが、機能的でかつ快適に見ること、メガネを楽しめることをテーマとして、メガネ選びの提案をするビジネス戦略をとっています。ほかにも、1994年開業の「ハバナミュージアム」、ストリート系アイウェアブランド「モンキーフリップ」など、地元・名古屋発のメガネのコンセプトショップは何店もあります。「アイウェア」としてのファッション性を兼ね備え、ユーザーに“楽しさ”を届けるメガネ ・ ビジネスは、今後も増え続けていくことでしょう。